どうも、心理士のさくらです。
私さくらは、HSPです。
HSPというのはhighly sensitive personの略で、いわゆる「繊細さん」です。
HSPの中でも色んなタイプがあり、私はその中でもHSEという外交的なタイプです。
HSP、HSEについて詳しく知りたい方は、下の記事を合わせてお読みください♪
合わせて読みたい♪↓
繊細さんが仕事を選ぶ時、やはりある程度自分に合った環境を選ぶ必要があります。
人が多い場所がストレスだったり、大きな音や強い光が気になりがちな人は、そういったことのない環境を選ばなければ、仕事が大きなストレスになってしまいます。
逆に、色んなことに気が付くことができる繊細さんだからこそ輝ける環境もあると思います。
もちろん自分に合った仕事を選ぶことは、繊細さんでなくても誰しも大切なことですよね。
最近はHSP関連のブログや書籍がとても増えてきているので、
自分なりに調べてこんな仕事がいいのではないか、と考えやすい時代になりました。
そんな中、私は繊細でよく人の気持ちに気が付くので、心理士が向いているのではないか、と考える人が増えているように思います。
一方で、繊細だからこそ人の悩みを自分の悩みのように受け取ってしまってつらくなるため、繊細さんは心理士には向いていないのではないか、という意見もよく聞きます。
私って心理士に向いているんだろうか?
そもそもどんな仕事を選べばいいのか?
HSP傾向を持ちながら心理カウンセラーとして働いている私、さくらが、仕事の選び方や心理士として働くにあたって必要だと思うことについてまとめました!
はたまた旅行が関係ない記事に見えますが、仕事選びって旅行の行き方にも関係してくるので、にゃんたび妻は仕事についてこう考えてるんやなあ、ということで読んでいただけたら嬉しいです!
・繊細さんの仕事の選び方について知りたい!
・心理士として働くには何が必要なのか知りたい!
・仕事の選び方で失敗したくない!
目次
そもそも、仕事選びって難しいなと思うことがあります。
人生の中で多くの時間を占める仕事。
その仕事が辛いものである時、もちろんその仕事を続けることはベストではありません。
かといって、これが楽しい!この仕事が生きがい!と胸を張って言える仕事をしている人って、世の中にどれだけいるのでしょうか?
なんとなく今の仕事に対してもやもやした気持ちがあったり、これからずっと続けていていいんだろうか、と思っている人も多いのではないでしょうか。
それくらい、仕事選びって難しいなと感じます。
私、さくらは、社会人3年目の心理職です。
3年目で既に一度転職を経験しています。
転職のきっかけは結婚してから夫のくろが東京の会社に転職したことによる転居なので、強く希望して転職したわけではありません。
でも、この時に転職して良かったと思っています。
以前働いていた職場は、社会人1、2年目にしては待遇が良く、学べることも多く楽しい部分もありましたが、なんとなく働き方が自分に合っていないなあと感じていました。
でも働き方の何が具体的に自分に合っていないのかはよくわかっていませんでした。
転居により転職が必要となった時にもまだよくわかっていない状態でしたが、この時たまたま選んだ職場が、とても自分に合っているなと感じました。
求人を見てワクワクしたものを選ぼう!ということしか決めていなかったので、特に1年目の時から成長はしておらず、ただの幸運でした。笑
ただの幸運でしたが、2つ目の職場で働いているうちに、1つ目の職場との違いや、自分に何が合っていて何が合っていないのかがわかってきました。
幸い今は、何のもやもやもなく、やりがいを持ってポジティブに働くことができています。
そんな経験から、仕事を選ぶときにどんなことに注意したらいいのか、考えたことをまとめてみました。
なお、そもそも仕事というもの自体が人生の中でどう位置づけられるのか、ということも大切な視点になりますが、それについては以下の記事の中に詳しく書いていますのでぜひ合わせてお読みください!
仕事を「何がしたいか」で選びたいものです。
でも、なかなかそれだと上手くいかなかったりします。
「何がしたいか」、ということも大事なのですが、
「何をやりたくないのか」ということの方がもっと大事です。
いくらやりたいことをやっていても、やりたくないことを毎日やっていると苦痛になってきます。
もちろん、やりたくないことを全くやらなくていい仕事なんてこの世には存在しません。
しかし、自分にとってストレスが大きいことをやり続けることは不健康のもとです。
やりたいことをやっていても、不健康な状態が続くと継続が不可能になり、そもそものやりたいこともできなくなってしまいます。
1つ目の職場で働いている時は、常に身体のどこかが不調だったなと振り返って思います…。
私の場合は、同時に何種類もの仕事がランダムに発生することが一番だめでした。
1つ目の職場は療育を行う施設でした。
療育、動画撮影・編集、教材研究、電話対応、掃除、事務処理と大きく分けても6種類の仕事がありました。
その6種類の仕事が、ランダムに急に上司から言い渡されたり、電話が急に鳴ることが頻繁だったり…。
上司の仕事の振り方が良くなかったことも大きかったのですが、そもそも6種類の仕事のことを同時並行で考えて行うことは、私の処理能力では追いつきませんでした。
一方、2つ目の職場は学校のカウンセリングルーム。仕事の種類としてはカウンセリング、事務処理、電話対応、と大きく分けて3種類です。
3種類でも少なくはありませんが、電話が鳴る頻度は前職よりは圧倒的に少なく、事務処理もシンプルなものです。
カウンセリングの件数はめちゃくちゃ多く、1つ目の職場よりも重たいケースが多いのですが、仕事の種類が前より少なくシンプルなので苦ではありません。
また、2つ目の職場で働いていて、仕事の種類が多くても、いつ何があるのか見通しを持つことができていれば特に問題ないということに気が付きました。
このように、一番自分にとってストレスが大きい、やりたくないことをやらなくてよくなっただけで、とても働きやすくなりました。
ちなみに、心理職は非常勤の仕事が多く、働き方をわりと自由にえらべるため、週3、4日の勤務や在宅の仕事などで体力的にも精神的にも余裕を持って働けて、週末の旅行も可能になっています!
今では心身共に健康に働くことができています!
これから仕事につく人や、転職活動をする人が少しでも働きやすい場所で働くことができるようになるためには、自分が何をやりたくないのか具体的にしっかり理解しておくことが大切です。
自分がやりたくないことをできるだけ具体的にリストアップして優先順位をつけると、自分にとってベストな働き方が見えてきます。
特に繊細さんの場合、自分のやりたくないことを理解せずに仕事を選んでしまうと、苦手な環境の中で働くことになり、仕事どころではなくなるケースがあります。
繊細さんの持つ繊細さは特性であり、性格なので変えることは難しいという性質上、苦手な環境に適応するのは正直めちゃくちゃ難しいです。
繊細さんでなくても同じで、自分の苦手なことを強いられる環境で適応していくことは難しいです。
適応することに労力が取られるため、肝心の仕事が進みません。
人数が多い場所はしんどいなら人数の少ない職場を選ぶ。
電話対応がどうしても苦手なら電話業務のない仕事を選ぶ。
全てのやりたくないことがない仕事を選ぶのは難しいですが、自分のやりたくないことの優先順位がわかっていると、かなり選びやすくなるはずです。
やりたいことのために、自分にとってものすごくストレスになるやりたくないことをやり続けて心身を壊してしまう人が少しでも減ってほしいなと願っています。
見出しだけ見ると、先ほどの「何をやりたくないか」で仕事を選ぶという話と矛盾するように感じるかもしれません。
でも、「やりたくないこと」の優先順位が高いものを排除したうえで、やはりなんとなくでも興味があったり、やりたいなと感じる仕事を選ぶと思います。
でも、その「やりたいなと感じること」とは具体的に何?と聞かれると、迷う人は多いのではないでしょうか。
その仕事自体が目的になると、しんどくなってくることがあります。
仕事というものは、ざっくり言い換えると何か労働をしてお金をもらう行為のことですよね。
「お金をもらう」ことだけを目的にするのも危険です。
何のためにお金を稼ぐのかはっきりしていないと、ただただ口座のお金を増やす作業になってしまいます。
口座のお金が増えていくその数字を眺めることが3度の飯より好き!という人ならいいかもしれませんが、そんな人はなかなかいないと思います。笑
仕事を通して自分が何を達成したいのか、何を得たいのかということを具体的に持つことが大事です。
例えば、サラリーマンになりたい人。
何がしたい?ときかれて「サラリーマンがしたい!」では、なんでしたいねん、とつっこみたくなりますよね。笑
では、なぜサラリーマンがしたいのか。
お金がほしいから、とか、安定したいから、ではまだ具体的ではないですよね。
そのお金や安定が手に入った時に、何がしたいのか。
稼いだお金を趣味につぎ込みたいのか。
サラリーマンをすることによって何か能力を磨きたいのか。
あるいはサラリーマンという仕事を通して、多くの人と関わりたいのか。
具体的になぜやりたい?何をやりたい?と問いかけていくと、必ず人それぞれの理由があるはずです。
人生の中で自分は何を大切にしたいのか、あるいは何を達成したいのか。
多くの時間を使ってする仕事。
仕事は人生の目的ではなく、人生でやりとげたいことを達成するための手段であってほしいなと私は思います。
自分がどんなことを大切にしていて、何を仕事で得たいのか、自分のことをよく理解して考えておくと、やりたいと思える仕事を見つけやすくなります。
・自分がやりたくないことをできるだけ具体的にリストアップして優先順位をつける!
・自分がどんなことを大切にしていて、何を仕事で得たいのか、自分のことをよく理解して考えておく!
心理職は実際どのような人が向いているのかという話をする前に、「カウンセラー」について簡単にまとめておきたいと思います。
世の中に「カウンセラー」と呼ばれる人はたくさんいます。
資格もたくさんあります。
「カウンセラー 資格」で検索をかけると心理士の私でもびっくりするほどたくさんの資格名がヒットします。
私さくらは心理系大学院を卒業し、公認心理師と臨床心理士の資格を持っています。
心理士になりたいと思う人の多くはこのパターンを目指すのではないかと思います。
公認心理師はできたばかりの国家資格ですが、現在は心理系大学院を必ずしも卒業しなくても、一定の条件を満たせば取得することが可能です。
詳細が気になる方は、こちらの厚生労働省の公式サイトをご覧ください。
臨床心理士は長きに渡って存在する臨床心理士資格認定協会が発行する資格で、心理系大学院の卒業が必須になります。詳細はこちらの公式サイトをご覧ください。
カウンセラーと呼ばれる仕事をするにあたって、公認心理師と臨床心理士の2つが現在一般的に信頼されている資格になります。
公務員の心理分野、病院の精神科、スクールカウンセラー、福祉施設の療育専門員などで働くにはこの2つのどちらかの資格、あるいは両方有することが必須になることがほとんどです。
このブログでは、他のカウンセラー資格について混同をさける意味で、公認心理師か臨床心理士を有する人が就く仕事を「心理職」と呼び、その心理職につく人のことを「心理士」と呼びます。
公認心理師の場合は「師」の字を使いますが、一般的に「心理士」と呼ばれることが多いため、便宜的に「士」の文字を用います。
他のカウンセラー資格についてはそれぞれ様々な目的があるかと思います。私が知るところの心理職とは性質が違うものになると思いますので、その点ご承知おき頂いた上で記事をお読みいただけるとわかりやすいと思います!
・一般的に信頼される資格は公認心理師と臨床心理士
・このブログでは公認心理師か臨床心理士を持つ人が就く仕事を「心理職」、その心理職に就く人のことを「心理士」と呼ぶ
繊細さんが仕事を選ぶとき、繊細さを活かしてできる仕事として心理職を目指す人が増えてきています。
私もHSP傾向を持ち、心理職についています。
自分が繊細ゆえに苦労してきて、人に助けてもらった経験から自分も人を助けたい!という思いがあったり、繊細だからこそ人の気持ちを汲み取ることが得意で、心理の仕事なら活かせるのではないかという思いがあったり…。
心理職を目指そうかなと思う背景には、色んな思いがあると思います。
結論、心理職に向いているかどうかに、HSPかどうかは重要ではないと私は思っています。
HSPが全く関係ないわけではありません。
もちろん人の気持ちを汲み取ることはとても心理職で役に立ちます。
逆に、HSPだからこそ気を付けなければならないことも出てきます。
また、心理職に「向いている」という風に言い切ることは難しいです。
そもそも、人と人の関わりが重要でありマニュアルや正解がない仕事なので、向き不向きの議論がとてもしにくいです。
心理士に向いている人なんてこの世には存在しないのではないかとさえ言われることもあります。笑
しかし、実際心理職として働く中で、こういう場合は心理士をやるのはしんどいだろうな、と思ったり、こういう力は必要だな、と感じることは度々あります。
そこで、心理士として働くにあたって必要だと思うことについて、3つまとめました!
心理職に就くにあたって必須のスキルとして、客観視する力があります。
人のことを客観視するのも心理士として大切なのですが、
同時に自分のことを客観視する力も必要になります。
クライエントさんの問題について理解しようとする時、そこには必ず心理士自身の考え方のクセが表れます。
友達の話を聞くときも、聞く人が違うと捉え方が違ったりしますよね
自分が感じたことや考えたことについて客観的に考えることができると、クライエントさんとの間に起こっていることをしっかり捉えやすくなります。
逆に自分が感じたこと、考えたことについて客観視できないと、カウンセリングの中で受けたストレスをカウンセリングの中のものだと認識できずにストレスがたまっていき、心理士自身の心がつぶれてしまう危険性があります。
中には、自分の気持ちに向き合って客観視することがしんどい人もいると思います。
それには色んな理由があると思います。
もともとの性格としてあまり自分の気持ちに向き合うことに興味がない場合や、つらい過去の経験から自分に向き合うことにしんどさがある場合もあります。
心理士は、お仕事の中でクライエントさんと自分との間に起こったことを客観的に捉えてクライエントさんの問題解決に活かしていくことが必要になります。
このような作業は、自分の気持ちに向き合って客観視することがしんどい人にとってはものすごい苦痛を伴う危険性があるので注意が必要です。
マインドコントロールとは、心を平静に保ったり集中力を高めたりするために、自分の気持ちを制御・調整することです。
心理職に限らず、人と関わる仕事をする場合には必ず必要なことだと思います。
人と関わる仕事をしていると、必ず心も動きます。
カウンセリングをしていて、クライエントさんの喜怒哀楽を一緒に感じることはとても大切なことですが、その喜怒哀楽に心理士が振り回されていてはカウンセリングはできません。
冷静に自分の気持ちをコントロールしながらクライエントさんと関わることが必要になります。
特に繊細さんの場合、人の気持ちに敏感で、人の怒りや悲しみを自分のもののように感じることがあると思います。
人の気持ちを自分のもののように感じる力は、人に共感する上でとても大切で、繊細さんの素敵な力でもあります。
でも、自分のもののように感じた気持ちをきっちりコントロールすることができないと、特に負の感情を受けた時に自分の負担になってしまって危険です。
友達の悩みを聞いたら自分もめちゃくちゃ悩んでしまう、という人には心理職はしんどいかもしれません。
マインドコントロールは、幸せに生きていく上で大切な力でもあります。
自分に起こった感情に振り回されることなくコントロールできると、色んな困難に対処しやすくなります。
中にはマインドコントロールをしたいけど自分では難しくて、カウンセリングの場で心理士と一緒にマインドコントロールを練習して身に着けていくという人もいます。
マインドコントロールを一緒に練習していくその心理士がマインドコントロールできてなかったら成り立ちませんよね。
マインドコントロールは自然にできる人もいれば、練習しないと難しい人もいます。
なかなか自分では難しい、という場合は心理職はしんどい仕事になってしまいます。
私、さくらは社会人3年目の駆け出しの心理職です。
駆け出しではありますが、心理系大学院で2年間学んで、心理職の現場で働く中で唯一自信を持っていることがあります。
それは、自分自身が幸せに生きていることです。
大学院で受けた授業の中で、強く印象に残っている教授の言葉があります。
「カウンセラーとなるあなたたち自身が、幸せに生きてください」
心理士として人と向き合う仕事は、時に人のとてもつらい状況に出会うことになります。
そんな時、心理士自身がつらい状況にあると、受け止めきれなくなってしまいます。
人は自分に余裕がない状態で他人を受け止めることはできません。
自分がつらい時、人の悩みを聞くことはしんどいですよね
心理士自身が幸せに生きることによって心の余裕が生まれ、他人を受け止めることができるようになります。
心理士は、人の悩みを受け止めて、その人が少しでも生きやすくなるようにお手伝いをする仕事だと私は思っています。
人を幸せにしたい、と思って心理士になったのに、心理士自身がつらい状況になってしまっては元も子もありません。
私はまだ20代ですが、今まで「幸せだなあ」と思いながら生きてきましたし、これからもそうでありたいと思っています。
「幸せ」は主観です。
どんなことを幸せと感じるかは本当に人それぞれです。
でも、気持ちの持ち方、考え方によって、「幸せ」と思う瞬間は増やせると思っています。
どうやったら「幸せ」と思う瞬間が増えるかを語り始めたら、難しいやら色々あるやらで、こんなところでは書ききることはできません。笑
人生をかけてその方法を磨き続けたいと思いますし、このブログでは「幸せ」を増やすヒントになることをたくさん発信したいと思っています。
もちろん旅行も幸せを貯金する最高の方法です。
自分自身が幸せに生き、人の悩みを受け止めて手助けすることでまた幸せになる。
心理士はそんな難しくて奥深く、とても素敵な仕事だと思っています。
・自分の気持ちに向き合って客観視する
・自分の気持ちをしっかりコントロールする
・自分自身が幸せに生きる
いかがでしたでしょうか。
人生の中で重要な仕事。
仕事のことで悩んだり、自分が輝くことができる仕事を見つけたいと思っている方のために、少しでも参考になればと思います。
また、心理職について少しでも知っていただけたら嬉しいです!
このブログでは、知れば旅行がもっと楽しくなるマインドコラムや延べ日本一周で訪れた場所の詳細レビューなどを発信していますので、ぜひ他の記事も見て行ってください!
ほなまたね~🌸